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スクール

日本校について

校長の言葉

ご挨拶

私の家のベランダから、遠くに富士山を見ることができます。毎朝起きたら富士山を見て、一日の始まりを感じます。そして平凡な一日も、嬉しいことがあった日も、頭を抱えた日も、夕暮れの富士山がそれをしめくくってくれます。みなさんの今日という一日には、どんなストーリーがあったでしょうか?この1週間、1か月、1年。私たちの日々の中には、たくさんのストーリーがあります。平凡に見える日々の中にも、ドラマがあります。穏やかな日もあれば、波乱に満ちた展開もあるでしょう。そして、パンデミックや自然災害など避けがたい惨事にみまわれることもあります。そんな中で私たちは一日一日、生き続けています。
私たち人間は、このような思いがけない展開をどんなふうに切り抜けていけるのでしょうか。人々が自分のストーリーを語り、他の人のストーリーを聴くことをとおして、人類としての知恵を得て、たくわえ、更新し、生きていく強さを保ち続けられるのではないかと私は思います。そして、プレイバックシアターはそれを体現する手法です。プレイバックシアターは、観客の皆さんが体験したできごとを語り、それをパフォーマーがその場ですぐに再現する即興劇です。ニューヨーク生まれのこの独創的な演劇が、人を、関係性を、地域社会を健やかにしていくと私は信じています。
スクール・オブ・プレイバックシアター日本校は、プレイバックシアターをていねいに後世に伝えていくことを目的とした非営利組織です。1998年に創始者ジョナサン・フォックスと共に立ち上げて以来、基本コースから指導者養成までの一貫した育成プログラムを提供してきました。日本校が今日まであるのは、真摯に学びたい、プレイバックシアターを通して社会に貢献していきたいという熱心な人々が居続けたからです。スクールを卒業した仲間たちが全国で活躍し、プレイバックシアターを通して人々が対話をする場所をつくり続けています。この学びの文化が続くことで、人々が結びつき、それぞれの人の生き方に新たな視点やあり方がもたらされ、安心安全な社会がもたらされることを願ってやみません。

宗像佳代